鉛の兵隊
おとといぐらいに
夜の井の頭を散歩して来ました
桜が満開で、それはもうこの世のものとは思えない美しさ
上を見上げると暗い闇の中に白い花が無数に浮かんでいるように見えます
ふとある映画のシーンを思い出しました
確か恋に落ちるシーンなのだけど
時が止まり、人がみんなフリーズする
男の人と女の人がみつめあう視線の間には
空中に飛び散ったポップコーンが浮かんでいる
男の人はそのポップコーンをかき分けながら女の人の方に歩み寄る
そんな感じの・・・あれは何だったかしら・・・
なんだか話がそれちゃった
あの夜、空中に浮かんだ桜の花は、それはそれは美しく
空から落ちて来る途中に世界が止まったんだとか
そんな気持ちになったんだ