さよならの時間
さて、そろそろ帰る時間です。
ぼくのつくえから帰らなければいけません。
別れはいつも淋しいもの。
でも大丈夫、そのくにはずっとそこにあるのです。
いつでも行ける、ただしばらくのお別れ。
また来るね、と告げて飛び立ちます。
王様またね~!とつくえの住人たち。
そうぼくはこのつくえの王様なのです。
がんばらねばなりません。
遠ざかるぼくのくに。
さてさて、「ぼくのつくえはぼくのくに」
これにておしまいです。
ありがとうございました!
本もぜひ読んでみてくださいね。
佐藤さとるファンタジー童話集〈6〉ぼくの机はぼくの国 (講談社文庫)
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