よるのとびらをひらく方法

兄(Dancer) + 妹(Designer) のブログです。

作業用眼鏡

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年齢なんて
一つの物差しにすぎないよね
僕は踊りに20年くらい携わっているけれど
例えば舞台の世界に行ったら新人だし
ジャンルが違えばただの素人だし
20年携わっているからって
1年目の新人さんより偉いわけでは
決してない
常に新しい人たちから学ぶことは沢山あるし
36歳になった今
10代や20代の人のこと
幼いな
見えていないな
と思うことは多々あるけれど
それよりも
幼い中で考えて出したその人自身の意見のほうが
よっぽど価値があるし大切だ
長い時間をかけないと見えて来ないものはある
習得出来ないものもある
踊りをやっていると
そう思う
10年前20年前には見えていなかったもの
聴こえていなかった音
気づかなかった感覚
そういうものは確かにある
けれど
それを
見下すのでなく
分け与える
教え教わり共有し分かち合う
それは君が若いからだよ
と言う前に
彼が何者で
何を感じ
何を考えているのかを
ちゃんと知りたい
そして話し合いたい
そう考えたときに
年齢なんて壁は邪魔でしかない
たまに
若いなとか
幼いなとか言って切り捨ててしまいそうになる自分がいるけど
ひっぱたいてやりたくなる
そんなふうに思えたことが
年を重ねた収穫かな