2014-08-21 27日目 兄 おはなしおはなし カバはいま足湯位まで入水中本人も自分の足が水に浸かっていることなんざちっともお気づきでないカバの足の感覚ってそんなものそうじゃなきゃ荒れた大地を悠々と踏みしめてなんて歩いては行けない目視であ川だなと気付いたのもだいぶ前の話ゆっくり歩いている内にそんなことは忘れてる今目に見えているのは向こう岸に生えている美味しそうな草カバは下を見ない足元の川にも背中の一団にも気付かずにただ目線の先にあるそりゃ美味しそうな草を目指すゆっくりと