2012-10-01 ぶた よるのとびら 兄 台風 この風の音が どっどうどどうか 宮沢賢治って やはり不思議だな と感じながら 子供の背丈ぐらいにまで成長した ガジュマルの鉢植えを 家に入れる こんなあらしの日に きっとヒールで出歩いているであろう 女の子たちを思い 喉元すぎれば熱さ忘れるって こういうことだよな などと考え 今朝 がらりと窓をあけ 台風の過ぎ去った 雲ひとつない青空をながめ 昨夜の大嵐を生き残った ひょろひょろの蚊に いま 足を刺される