かぼちゃ
本についてのぐるぐる考えていることの続きの話。
“忘れられない本”はありますか。
おもしろい、おもしろくない、とは別に
記憶の中からたぶんなくならないだろうなっていう本の話。
考えていて思いついたのは
高校生のときに読んだ本なのですが、強烈だったのです。
とにかくすごい本だな、と。
つい最近、某VICの社長と本の話をしていて、
この『悪童日記』が出たのですよ。
村上春樹とかいろいろバッサリダメだしオンパレードの中、この本がおもしろい、と。
それで、あ~この本は私にとって“忘れられない本”だなーって再認識したっていう。
高校生の頃読んだもので一番記憶に残っているものはこれと、
ユン・チアンの『ワイルド・スワン』です。
暗くて重い本でも普通に読めたんだな、あの頃は。
でもたった一度、遠い昔に読んだ本をこうやってずっと覚えているんだからすごい。
思春期に思いきって重くて苦しくてしんどい本を読んどいてもいいんじゃないかな、
と思いました。
- 作者: アゴタクリストフ,Agota Kristof,堀茂樹
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2001/05
- メディア: 文庫
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